福岡県のナイトワーク求人件数推移(2021年11月)
日本最大級のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」に掲載された福岡県のナイトワーク求人情報のデータをまとめました。集計期間は2021年11月1日~11月30日です。
飲食業界の人手不足が深刻化
コロナ禍で長く続いた酒類提供禁止や営業時間の制限がようやく緩和され、居酒屋やカラオケ店などが活気を取り戻しつつあります。しかしその一方で働き手のパートやアルバイトを募集しても集まらず、飲食業界は人手不足が深刻化しています。
福岡県求人推移グラフ(11月)
求人件数は先月に引き続き高い水準で推移しています。福岡市の求人件数はピークを過ぎたように見えますが、未だに200件を大きくオーバーしています。深刻な人手不足に加え、競合がひしめき合うレッドオーシャンと化して困難な人材確保に拍車をかけています。
平均件数(11月)
地域 | 件数 | 前月比 |
福岡市 | 250件 | +48件 |
北九州市 | 133件 | +33件 |
久留米市 | 41件 | +12件 |
平均時給(11月)
地域 | 金額 | 前月比 |
福岡市 | 2,252円 | +20円 |
北九州市 | 1,805円 | +17円 |
久留米市 | 2,131円 | +52円 |
一般的には求人件数が増加すると平均時給額は下降するものですが、今回は時給も僅かながら上昇しています。このことにより時給を上げてでも応募を勝ち取ろうという姿勢が想像できます。また求職者の目を引くという点では、高額な掲載プランに移行する店舗も増えています。中洲ではついに掲載料が1週間で18万円というPプラン(EX)を利用するガールズバーが現れました。
人件費と広告費。人材確保のためにはやむを得ないことなのでしょうか。なによりも景気の回復を願うばかりです。
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