広告代理店はプチバブルに沸く?福岡県ナイトワーク求人レポート(2022年6月)

福岡県のナイトワーク求人件数推移(2022年6月)

日本最大級のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」に掲載された福岡県のナイトワーク求人情報のデータをまとめました。集計期間は2022年6月1日~6月30日です。

福岡県求人推移グラフ(6月)

平均件数(6月)

地域件数前月比
福岡市201件-2件
北九州市89件-17件
久留米市28件-6件

平均時給(6月)

地域金額前月比
福岡市2,332円+41円
北九州市1,831円+42円
久留米市2,179円-52円

4月から5月にかけて福岡のナイトワーク求人市場は「プチバブル」の様相を呈していましたが、6月になり求人件数はピークを越えたようで少し落ち着いてきました。しかしこれは採用枠が充足したという訳ではなさそうです。残念ながらこのプチバブルの恩恵を受けたのは広告代理店だけのようです。

これまで積極的に応募を集めようとして高額な上位の掲載プランが多く利用されていましたが、6月に関しては上位プランのPプランの減少が目立ちます。上位プランを利用していた店舗は、P(EX)プランからPプランへ、PプランからPLプランへとシフトしています。

P(EX)PPLDCBA合計
2022年4月217474310981209
2022年5月32035439885203
2022年6月02336438982201
掲載プラン別平均掲載数(福岡市)

このような動向は、「募集しても応募が集まらない」「広告費が勿体ない」というネガティブな意識が働いているように思われます。それだけ応募がないということの裏付けでもあり、コロナが飲食業界に与えた「求職者の飲食店離れ」の影響がまだ尾を引いています。回復にはもう少し時間がかかりそうです。

また下位のプランでは相変わらず入れ替わりが激しく、応募が無く掲載を見合わせた店舗と入れ替わりに「初掲載」とか「久しぶりの募集です」といったタイトルの新規参入の店舗が目立ちます。いつも目にしている求人よりも、目新しい求人にはアドバンテージがあります。ただし下位プランでは掲載直後のフレッシュな期間が勝負です。厳しい状況には変わりありませんが、うまく応募があると良いですね。

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