【福岡県】ナイトワーク求人レポート(月次推移)

福岡県のナイトワーク求人件数の推移を振り返る(2020年)

日本最大級のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」に掲載された福岡県のナイトワーク求人情報のデータをまとめました。集計期間は2020年1月~8月です。

今後の傾向を占う

これまで4月以降における福岡県(福岡市・北九州市・久留米市)のナイトワーク求人の月間推移について5回に亘りレポートしました。

5月には底を打ったように見える求人件数ですが、8月になり増加傾向にはやや陰りが見られます。今後の傾向について予測するために緊急事態宣言発令以前の数値について知る必要があります。

ビフォーコロナとの比較

福岡市北九州市久留米市
1月153件90件31件
2月171件95件30件
3月147件90件21件
4月67件45件14件
5月33件18件8件
6月79件41件18件
7月116件74件26件
8月102件80件19件

3市の月別平均求人件数グラフ

2020年のナイトワーク求人に関わる平均掲載件数を福岡市、北九州市、久留米市の3市について集計しました。バイトルは今年2月に過去最大の掲載件数を記録しています。その原因は昨年終了したanによる影響だと思われます。

anは昨年8月にサイトの終了を発表しありがとうキャンペーンを実施しました。一か月間の掲載料金で最終日の11月24日まで掲載が出来るというこのキャンペーンは今までanを利用していたクライアントだけでなく初めて利用する店舗までが相乗りして過去最大の掲載件数となりました。これらのクライアントが挙ってバイトルやフロムエーにシフトしたのだと思われます。

改めてグラフに目を移してみると、緊急事態宣言を境にビフォーコロナとの違いがはっきりと表れています。残念ながら7月の求人件数は緊急事態宣言発令前の水準にまで回復していません。自粛が解除されたとはいえ市場の景況感はなく、クラスターの発生等プラスに働く要素が見当たりません。8月には増加傾向にやや陰りが見られます。

ニューノーマルの時代へ

ニューノーマルとは「新しい常識・状況」といった意味でとらえることができます。アフターコロナの時代には新しい生活様式を踏まえた営業活動が企業に求められます。もはやビフォーコロナの状態に戻ることはないのかもしれません。ニューノーマルの時代にはこれまでの常識が通用しなくなり、変化に対応した新しい業務の進め方を試すことが今後の企業活動を進めるポイントになります。

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