ウーバーイーツ調査レポート|レストランパートナー編

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店を検討中のお店の方へ

こんばんは!毎日事務所で待機しているアドヴァンテックの Yanoo! です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止による自宅待機で多くの人が日常生活に支障をきたしています。そんな中でフードデリバリーサービスを利用する人が増加しています。今回はウーバーイーツへの出店を検討中のお店の方へのレポートをお届けします。

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するには

ウーバーイーツと提携する(レストラン パートナーになる)には、Uber Eats for Restaurants のウェブサイトにある申請フォームから申し込むことができます。申請フォームにはお店の名前と詳細、料理の種類、店舗数、週あたりの推定配達件数などを記入します。

当然ですが申請されたすべての飲食店が提携に至るわけではなく、ウーバーイーツ側が適していると判断されたお店だけが出店することができます。通常は申請からデリバリー開始までには約2か月程度かかるようで、この期間に事務手続きや写真の撮影などが行われます。コロナの影響で需要は益々増加しており、現在は新規加盟店の登録をできる限り迅速化できるように努めているそうです。

初期費用は無料

ウーバーイーツにレストランパートナーとして承認された場合、飲食店側が最初に投資する初期費用は一切かかりません。また月額の固定費用なども無いのでランニングコストもかかりません。お店側で負担する費用と言えば、料理や飲み物を入れる容器などの包材費用です。

  • デリバリー用の容器
  • お箸、スプーン
  • ナプキン、ストロー
  • 紙袋など

但し、ウーバーイーツからの注文を受けるためにはタブレット端末が必要です。iPadなど自前のタブレットがあれば、それを利用することができるので費用はかかりません。もしお店に端末がない場合には、Lenovoのタブレット(SoftBank 4G)を月額1,700円でレンタルすることもできます。また営業時間中は常にオーダーを受け付けることになるので、できればWi-Fi環境が整っていたほうがベターでしょう。

手数料は売上総額の35%

レストランパートナーがウーバーイーツに支払う手数料は、売上総額の35%です。(※総額には注文時にユーザー支払う配送手数料を含みます)売上金は手数料を差し引いた金額がウーバーイーツから毎月まとめて振り込まれます。そこから先に述べた包材費用もかかりますし、基本的にデリバリーは実店舗の売り上げよりも薄利になりがちです。

もともとの原価率や掲載する商品の設定金額などによっても残る利益は変わってきますが、ウーバーイーツのレストランパートナーになった場合の原価率と利益率は概ね以下のようになると思われます。

各種費用や利益売上に対する割合
ウーバーイーツへの手数料35%
デリバリー容器・包材費用10%
原価率(食材の費用)30%
最終的な利益率25%
ウーバーイーツ導入による費用と利益の概算

一般的な飲食店の営業利益は10%だと言われています。手数料35%という金額は高いと思われるかもしれませんが、システム利用料配達パートナーに支払う報酬も含まれています。そもそもウーバーイーツを導入しなければ発生しなかった売上がプラスされるのですから、妥当な金額かもしれません。

原価率の高い食材を使用している場合は、売れば売るほど赤字になることもあるので、最初のメニュー選びの段階で利益の残る商品を選ぶことが重要です。

またレストランパートナーの中には、店頭価格よりもウーバーイーツのデリバリー価格を割高に設定しているお店も多くあります。マクドナルドなどのナショナルチェーンでも店頭価格より数十円高くデリバリー価格が設定されていることがあります。

但し、料理を注文するお客さんにとっては料理代金のほかに配送手数料(※北九州は一律350円)を別途加算する必要がありますのでその点も考慮して価格を設定する必要がありますね。


コロナの影響でお店の経営は大変厳しくなっていることでしょう。デリバリーは販路を拡大するための有効な手段のひとつだと思います。ウーバーイーツへ出店することで売上げの確保に繋がるかもしれませんし、長期的な視点ではお店の宣伝としても効果があるかもしれません。ネットで検索してみると体験談などの様々な情報が見つかるので、ぜひとも慎重なご検討をお勧めします。?

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