インディードって何なんw♪
巷に溢れる求人サイトやサービスについて募集するお店や会社の方の目線でレポートします。 今回はIndeedの巻。
Indeedとは
Indeedは、Indeed Japan株式会社が運営する求人系アグリゲーションサイト（求人検索エンジン）です。Indeedは2004年にアメリカでスタートしました。日本では2009年にサービスが始まり、2012年には株式会社リクルートホールディングスが買収して完全子会社化されています。
リクルートグループが提供するさまざまなサービスの中でもIndeedのテレビCMの露出度はかなり高く、どなたでも一度はインディードという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
Indeedには、世界60か国以上のさまざまな求人が掲載されています。掲載求人数は日本国内最大で、ユーザー数は2300万人を超えています。ユーザーが入力した「職種」と「勤務地」のキーワードを元にして関連した求人情報を検索することができます。
Indeedのしくみ
Indeedは、ウェブサイトに掲載されている求人情報を自動で収集して表示する求人検索エンジンです。バイトルやタウンワークなどの求人サイトのように運営会社や代理店に依頼して求人情報を掲載するのではなく、無料で求人情報を掲載することができます。また、Indeedに直接求人情報を投稿し、求人ページを作成することも可能です。
Indeedの特徴
Indeedは、求人検索エンジンなのでバイトルやタウンワークなどの求人サイトと違い、基本的には独自の求人情報を保持していません。昨今、Indeed以外にも「求人ボックス」や「スタンバイ」などの求人検索エンジンが登場しています。これらの求人検索エンジンを同時に活用するケースが増えてきているため、掲載されている求人情報はどれも似たり寄ったりです。
ただし、Indeedにはディップ株式会社が運営する「バイトル」「バイトルNEXT」及び「はたらこねっと」の求人情報は掲載されていません。
バイトルマガジン BOMS（ボムス）
Indeedの検索結果は、検索する人や端末情報、検索キーワードによってその都度変化しています。Indeedの検索順位決定の仕組み（アルゴリズム）は公開されていませんが、検索結果が検索する人の情報や検索キーワードによって変化している事から、①検索キーワード ②勤務地 ③検索の傾向や閲覧履歴 といった求職者の情報と求人内容の関連性が影響していると思われます。
同様に「求人ボックス」や「スタンバイ」なども独自の検索エンジンを構築して運用されています。どれもユーザーの利便性を考慮して設計されているので、それぞれの検索結果が大きく異なるとは考え難いでしょう。
Indeedには、検索機能を優先させたデザインが採用されています。これは「求人ボックス」や「スタンバイ」も同様であり、比較上特筆すべき点はありません。 どれもシンプルなUIデザインであるため、競合他社の求人広告との差別化が難しいということがデメリットであるとも言えます。
| Indeed | スタンバイ | 求人ボックス | |
| ユーザー数 | 2300万人 | 不明 | 500万人 |
| 掲載求人数 | 不明 | 900万件 | 500万件 |
| クリック単価 | 15円～1000円 | 30円～1000円 | 25円～1000円 |
| 掲載期間 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
| 運営会社 | Indeed Japan株式会社 | 株式会社スタンバイ | 株式会社カカクコム |
Indeedの掲載方法
Indeedには、直接投稿、クローリング、リスティング広告（有料）の3つの掲載方法があります。
直接投稿
直接投稿は、Indeed内に求人情報を掲載したページを作成する方法です。自分で求人情報を記入してページを作成し、審査を経てIndeedに掲載されます。
クローリング
クローリングは、ウェブ上にある求人情報が自動で収集されて求人Indeed内に掲載されます。そのため自社のホームページが必要です。
リスティング広告（有料）
リスティング広告は、有料掲載型のサービスです。設定したキーワードで検索結果の上位に表示され、自社の求人ページがクリックされた際に料金が発生します。キーワードや入札単価（クリック単価）の設定などの知識が必要なので素人には敷居が高いかもしれません。
Indeedの掲載基準
Indeedの求人掲載に関するガイドラインには以下のように記載されています。
- 求人情報ではないコンテンツの投稿は認められません
- 詐欺的、虚偽的、情報が不十分な投稿は認められません
- 当事者でない求人コンテンツの使用や転載は認められません
- 応募者に手数料や必須の研修を課す求人は掲載されません
- 職種・職務内容と関連性の低い会社情報を主とする求人は不適切です
- 求職者や採用企業に不快感を与えるような低俗・違法なコンテンツは掲載されません
- 求職者の権利を損なうとみなされる求人は削除される可能性があります
- 職務の実在が疑わしい求人は削除される可能性があります
Indeedのデメリット
Indeedなどの求人検索エンジンは、無料なので始めやすいということが最大のメリットです。もしあなたが「やってみようかな？」と思っているならば、同じように考えている人もたくさんいるということです。競合が多くなればなるほど情報は求職者の目に届き難くなり、クリック単価も高騰します。
また、効果が上がらなかった広告は「無料だからいいや」と放置されることになります。放置された広告は蓄積され、あなたの情報はこの中に埋もれることになります。この悪循環が繰り返されて情報はさらに増え続けます。
求人検索エンジンに限らず無料で掲載できる求人サイトやサービスは他にもたくさんあります。これらの求人をご覧になったことがありますか？中には本当に審査されているのかと思える情報や怪しい求人も含まれています。あなたのお店も同じだと思われないように、ぜひ一度ご覧になってみることをお勧めします。情報はクオリティが命です。質の悪い情報が目に付くサイトは結果として淘汰され、いずれは消滅することになるでしょう。
Indeedについてのまとめ
Indeedについて考察してみました。くどいようですが、Indeedは「求人ボックス」や「スタンバイ」と同じく求人検索エンジンであり、どれも同じと言わざるを得ません。
Indeedは企業・店舗の担当者で始めることも可能です。しかし、予算管理や入札単価の調整など日々の作業が発生し、掲載効果を高めるためには求人原稿の見直しが必要となることも事実です。そのため、専門的な知識やノウハウを持つ代理店に依頼することになり、結果的に無料ということにはなりません。
代理店はIndeedだけでなく、「求人ボックス」も「スタンバイ」も取り扱っています。効果が上がらなければ他の媒体を提案してくれることでしょう。
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