応募バロメーターで読み解く🧪福岡県ナイトワーク求人レポート(2023年10月)

福岡県のナイトワーク求人件数推移(2023年10月)

日本最大級のアルバイト・パート求人サイト「バイトル」に掲載された福岡県のナイトワーク求人情報のデータをまとめました。集計期間は2023年10月1日~10月31日です。

11月に入って気温が25℃を超える夏日になるとは驚きました。朝晩と日中に気温の差が激しく体調には気を付けたいものです。今年もあと残り2か月になりました。年末に向けて商戦もいよいよ本番を迎えます。今年の忘年会シーズンは活況となるでしょうか?

福岡県求人推移グラフ(10月)

平均件数(10月)

地域件数前月比
福岡市209件+7件
北九州市82件-3件
久留米市34件+5件
福岡県全体364件+16件

福岡県全体として求人件数は増加傾向にあります。グラフでは月末に福岡市の件数が大幅に下落していますが、これは大手グループ企業の求人が掲載期限になり終了した為です。おそらく11月になれば再度掲載が始まると思うのですが…。大口の顧客を失うかもしれないと思うと担当代理店は気が気じゃないですね。定番のキャンペーンを実施して顧客の離反を回避しようとするのは必至でしょう。

以前なら黙っていても継続してくれていたはずですが、なかなかそうもいかないご時世なのでしょうか?最近は長期契約で顧客を繋ぎ止めようとする動きが見て取れます。いずれにせよ応募の状況が芳しくないということは明らかなようです。

平均時給(10月)

地域金額前月比
福岡市2,436円+34円
北九州市1,814円+7円
久留米市2,181円+67円
福岡県全体2,167円+21円

応募バロメーターについての考察

バイトルには応募状況が一目で分かる5段階の応募バロメーターという機能があります。応募が多い求人案件には「応募集中」と表示され、応募がない案件には「今が狙い目」と表示されます。いずれも求職者に対して応募を促そうとするものです。

但し、計測期間や応募件数などバロメーターの判定基準は明確ではありません。

中には「どうして応募が集中しているのか?」と疑問に思う求人もあります。しかしながら、最近は応募があまりにも少なくなったという声をよく耳にします。応募バロメーターの値を鵜呑みにすることはできませんが、今回はどれくらいの応募が発生しているのかを検証するための参考値として調査してみました。

福岡県の応募バロメーター内訳

レベルバロメーター福岡県全体福岡市北九州市久留米市その他
1今が狙い目15866511427
2応募者増加中855414116
3人気上昇中3119642
4応募続出1912502
5応募集中4530744
(合計)338181833341

今が狙い目」は応募バロメーターのレベルが最小(1)です。他に応募している人がいないからチャンスですよ!という意味ですね。掲載が始まったばかりの求人案件であれば確かにそうかもしれませんが、いつまで経っても「今が狙い目」の場合は人気がない求人であると言い換えることが出来ます。次いでレベル(2)の「応募者増加中」、レベル(3)の「人気上昇中」、レベル(4)の「応募続出」と応募件数に応じて上昇していき、応募バロメーターのレベルが最大(5)の「応募集中」は最も人気がある求人であるということになります。

今が狙い目!バロメーター(レベル:1)のキャプチャ画像
応募集中!バロメーター(レベル:5)のキャプチャ画像

経験則ですが、応募が0件の場合はもちろん「今が狙い目」です。仮に1件でも応募が発生すれば「応募者増加中」に移行するようです。「人気上昇中」「応募続出」の判定基準は明記されていません。またどれだけ応募があれば「応募集中」になるのかは分かりません。

福岡県全体の応募バロメーター

福岡県全体では、「今が狙い目」(レベル:1)が求人数338件のうち158件(46.7%)を占めています。つまり半数近くの求人で応募が発生していないということが分かります。「応募者増加中」(レベル:2)と合わせても243件(71.8%)の求人に十分な応募が集まっていないということになります。

福岡市の応募バロメーター

福岡市では、求人数181件のうち「今が狙い目」が66件(36.5%)を占めています。福岡県全体と比較すれば少なくなっていますが、「応募者増加中」(レベル:2)と合わせれば120件(66.8%)になり、3分の2の求人は応募が十分ではないということになります。

北九州市の応募バロメーター

北九州市では、83件の求人うち「今が狙い目」が51件(61.4%)を占めています。実に半数以上の求人に応募が発生していないということになります。さらに付け加えれば「応募集中」の求人は7件(8.4%)しかなく、ごく一部の求人に応募が集中していることが分かります。

これまでに北九州市の平均時給の低さについて何度か述べてきましたが、併せてこれほどまでに応募が少ないということになれば北九州市のナイトワーク事情にとって重大な問題となりそうです。

久留米市の応募バロメーター

久留米市は、求人件数が33件と少ないのですが、北九州市よりはマシでしょうか?それでも「今が狙い目」と「応募者増加中」の合計が25件(75.7%)にもなり、4件に1件しか十分な応募が無いということになります。

いかがでしょうか。時期的な比較ができないのでなんとも言えない点は否めません。今後もデータを解析して、興味深い傾向が見つかれば報告したいと思います。

たとえ応募バロメーターの値が高くても、有効な応募かどうかは分かりません。面接をすっぽかされたり、折返し連絡が取れないというケースも多くあるようです。噂ではバイトルには桜吹雪が吹き荒れているという話も聞きます🌸

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